《作る人》
《作っていた人》
・瀬戸赤津にて加藤舜陶氏に師事。
・茶道宗和流十六世(号 泰山)
・岐阜県卓越技能保持者
昭和34年から焼き物の世界に入り、小糸焼を継ぎ、また時期を同じくして飛騨高山茶道宗和流の門をたたきました。
私は常に「もてなしの心」を大切にしながら、手頃で使いやすいうつわを、皆様にご提供できればという思いで、やきものに60年間取り組んでまいりました。
40年近く前、「伊羅保」という伝統的な釉薬をアレンジし、「青伊羅保」という、まったく新しいうわぐすりを生み出せたことは私の作陶人生の中で、もっとも大きな出来事です。
「茶心」への思いも強く、抹茶碗、水指、茶入などの茶道具にもちからを注いでいます。
・大学で金属工学を学び(?)末席で卒業。
・のち、瀬戸・鈴木五郎氏に師事。郷里に帰って窯元を継ぐ。
・このサイトの創設者です。
日本のやきものの特長は『自然との調和』だと思います。
私は日本人の心に深く流れている日本の美意識を大切にしながら、現代生活にマッチし、生活に潤いが得られるやきもの作りを目指しています。
現在、小糸焼窯元のメインのうわぐすりは「伊羅保釉」です。伊羅保のもつ味わいや質感はもちろん大好きですが、そのほかにも自由自在にいろんな土やうわぐすりを使って焼き物を楽しみ、造ってゆきたいと考えています。
小糸焼窯元内に私自身の自由な創作場として、実験的工房内工房「スタジオD-N-Q」を持ち、小糸焼とは違ったテイストの作品作りに挑戦しています。
・旧制斐太中学を中退後、瀬戸で18年間やきもの(特に絵付)に従事する。その間、加藤春二氏に師事。
・戦後郷里に戻り、高山市西郊・小糸の地に江戸天保年間以来途絶えていた小糸焼を復興する。
・「木の股の民具」コレクションや「飛騨の里」創設など、民俗学研究にも携わる。
・『飛騨のやきもの』(アポロン社・1969年)、『日本の民俗〈21〉岐阜』(第一法規出版・1974年)、『高山祭屋台雑考』(慶友社・1981年)、『高山・飛騨路(ブルーガイドブックス)』(実業之日本社・1989年)など、著書複数。